新入社員と指導先輩の座談会 | 株式会社TOK

ドイツ研修

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<司会>
当社では国立青少年教育振興機構主催の「日独勤労青年交流事業」に応募し、2016年から4年連続で社員を派遣しています。海外への事業展開を進める中で一人でも多くの社員に海外に触れてもらいたいとの考えからです。事業自体は国が主催するものですので、募集があるときにという条件は付きますが、今後も応募は継続していきます。今日はこれまで参加した社員2名から話を聞いてみます。まずは自己紹介と参加動機からどうぞ。

<冨澤>
2017年に参加した技術系社員の冨澤です。日本とドイツの違いを実際に肌で感じたかったので参加しました。ドイツは自然が豊かで、古いお城を観光したのは楽しかったです。

<鈴本>
2018年に参加した営業系社員の鈴本です。入社1年目で参加しました。私は学生時代にドイツに留学していた経験があり、当時はとても楽しかった思い出があります。その後、社会人になりドイツに対して別の見方があるのではとも考え、参加してみたいなと思いました。とくに働き方に対して、欧米は良い、日本はイマイチというのが一般的な意見と感じていましたが本当にそうなのか?を現地で比較したいと思いました。Ravensbrückの強制収容所の女性看守用の官舎がいまはユースホステルになっており、そこに泊まったのが印象的でした。

<司会>
研修に参加して感じたことは何ですか。

研修に参加して

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<鈴本>
現地の企業を訪問する中で、ドイツでも残業が多いと嘆く人や、仕事は好きだが上司とあわない、有休の取り方に不満があるなど働きづらそうにしている人もいるなと思いました。一方で、一日一時間多く働きその分をためておき、後日休暇としてまとめて使えるように会社に交渉し、制度化してもらった人もいました。働き方は国や文化によるものではなく、良い悪いを働く環境のせいにしているだけなのでは、と思いました。つまり、働き方を自分で作っていくのが大事なんだと感じました。

<冨澤>
ドイツ人はディスカッションを好む人種だなと思いました。わたしも研修中はディスカッションに参加しました。日本人が苦手な分野ですが、帰国後はいろいろな打ち合わせで積極的に自分の意見を言うようにしました。自分自身で変われた部分と感じています。

<鈴本>
ドイツの企業の方のお話だけでなく、一緒に参加した日本の企業の方のお話を聞けたのがとても良かったです。実際、会社に入りますと取引先以外で他の会社と触れる機会は多くありません。今回の研修では、長く勤め続ける方や転職経験者などもおられ、他社の働き方も知ることができました。いまでもそのネットワークは続いています。今度、ドイツ人が来日する際にも集まる予定です。

<冨澤>
わたしも研修で友人になった九州地方の方を訪ねていったことがあります。オクトーバーフェストにみんなで行ったりもしました。社外での交友関係が出来たのは良い財産になっています。

<司会>
なるほど。働き方への気づきがあったり、ご自身も良いように変われてきたのですね。当社が研修に社員を送りだすことについてどう思いますか?

当社の制度や今後の仕事に対して

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<鈴本>
他の参加者の方のお話を聞くと、自費や有給休暇を使って参加している方もいました。当社は出勤日扱いですし、費用も会社持ちで、我々社員に対し手厚くしてくれると思いました。たいへんありがたいです。

<司会>
今後、当社で仕事をするにあたっての意気込みをお願いします。

<冨澤>
研修に参加した当時は、国内のお客さまを担当する部署にいました。実は2020年から海外のお客さまを担当する部署へ異動しました。ドイツ研修での経験を活かし海外の人の考えも感じながら、仕事を頑張っていきたいです。

<鈴本>
わたしは、1年間の新入社員研修を終えた2019年4月の本配属時から海外顧客向けの部署にいます。2019年には2回、ドイツを含むヨーロッパに出張に行きました。ドイツだけでなく、ポルトガルやスペインにも行きました。仕事ではありますが、いろいろな土地に行けるのは楽しいです。入社2年目の若手でもどんどん海外出張の機会があるのが当社の良いところと思います。

<冨澤>
海外向けの人材育成としてドイツ研修に送りだしてくれる当社ですが、この研修に限らず手を挙げたら応援してくれる会社です。いろいろなことに挑戦する気持ちのある方や、やりたいことをどんどん発信する方にはいいと思います。わたしは技術者ですので一緒に良い製品を作り、世の中に貢献していきましょう

<司会>
ドイツに行かれて変化したようですね。お二人とも今後のますますの活躍を期待しますし、この座談会を読んで当社に興味を持ってくれる方が増えることを望みます。今日はどうもありがとうございました。

<鈴本、冨澤>
Danke schön!

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